厚生労働省が目指している急性期及び専門医療を受け持つ大病院と在宅診療を受け持つ診療所との二つの医療構造の中、私たちの病院は、従来どおり地域の皆様に向けた入院施設のある、そして臨床検査のできる、ホームドクター(かかりつけ医)としての役割を重視しております。整形外科、皮膚科、泌尿器科を含めた総合的な診療において皆様の長期に亘る健康の維持、疾病の早期発見、早期対応、専門病院への橋渡し、回復期の治療、そして終末期の治療までを当病院の使命と考えております。
一方、人間は「からだ」だけの存在でなく、「からだ」「いのち」「こころ」「たましい」からなる存在である、との人間観に基づいた医療をめざします。環境汚染の生物に対する影響が重要視される現在、 自然の多い健康的な環境、人にも環境にも優しい医療、健康的な食材の提供等を、少しづつでも、実践してゆきたいと考えております。
新しい本館は、光の溢れる、緑に囲まれた、芸術に心を癒される、人に優しい病院を目指し建築いたしました。テーマは「健康への祈り」です。
地域の人々と共にあゆみながら、地域に密着した医療を実践する。これが私ども亀田病院の開院当初からの理念です。今回、建物の新築に併せ、神経内科、循環器内科、内分泌・糖尿病内科、整形外科、リハビリテーション科の充実そして最新医療機器の導入を致しました。今後は、より幅広く、より専門的に皆様のお役にたてます様、努力致していく所存です。皆様の暖かいご支援、ご指導をよろしくお願い致します。
医療法人明和会 亀田病院 理事長 亀田 正
地域の人々と共に歩みながら、地域に密着した医療を実践します
古くより地域の皆様と共に地域に密着した医療を実践してまいりました。
1887年(明治20年) | 亀田雄虎が中区羽衣町に小児科・内科医院を開設 |
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1923年(大正12年) | 御所山町、現在の場所に移転し病院を開設 |
1923年(大正12年) | 御所山町、現在の場所に移転し病院を開設 |
1945年(昭和20年) | 昭和20年5月29日横浜大空襲により焼失、 花咲町にて診療継続 |
1963年(昭和38年) | 御所山町、現在の場所に亀田病院本館(旧)竣工 |
1977年(昭和52年) | 別館建築。病床増設、透析室(19床)新設 |
2011年(平成23年) | 平成23年12月 本館(新)竣工 診療開始 |
2012年(平成24年) | 回復期リハビリテーション病棟新設 |
2020年(令和2年) | 全床(60床)地域包括ケア病床に変更 |
設備 | 心電図・ホルター心電図、骨密度測定、一般レントゲン撮影、回診用X線装置、外科用X線装置、マルチスライスCT検査、MRI検査、超音波診断システム(腹部・心臓・頚動脈)、上部消化管内視鏡検査、下肢動脈容積脈波検査(ポリグラフ)、眼底カメラ |
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1階 総合受付<外来・入院> 診察室・放射線科・検査室
2階 リハビリテーション室・手術室
3階・4階 地域包括ケア病棟
急性期治療を終了し、症状が改善した患者様は退院となりますが、すぐに在宅や施設へ退院するには不安の
ある患者様に対して、在宅復帰に向けて医療管理・診療・看護・リハビリを行うことを目的とした病棟です。
在宅・介護施設に復帰予定の方が対象となります。